さすがに、あの雨だったから、迷わなかったと云えば嘘になるんだよね。
というか、車に乗って平塚競技場に着いてからだって(警備員さんに「もう、駐車場がいっぱいなので、、、」と云われたことだし)、正直、この雨の中、屋根無し環境でサッカーを見るのって、正直きついなー。と思っていた。
ただ、ここで帰っちゃったら、勝っても負けても後悔するかなあ、という気持ちを良くも悪くも吹っ切ることができず、結局徒歩20分の駐車場を捜し当てて、そこから、豪雨の中を嫁と二人、言葉を交わすこともなくスタジアムへ向かう。
Jリーグディビジョン2、いわゆるJ2を戦う徳島ヴォルティスは、今、設立以来初となるJ1昇格をギリギリのところで争っている。ちなみに、前節までの順位と勝ち点は、
1.東京 71 +41
2.鳥栖 65 +32
3.徳島 62 +16
4.札幌 62 +15
5.千葉 55 +8
こんな感じ。
FC東京の優位は揺るがないとして、残り2チームはどこになるのか?
現在2位の鳥栖、3位徳島、そして勝ち点差無しで4位につける札幌。残り3節の結果次第で、この3チームのうちの1つが涙をのむことになる。もちろん、僕はそれが徳島でないことを切に祈っている。
ただ、鳥栖や札幌のサポーターだってそれは同じ。泣いても笑ってもあと3試合。それが終わったときになにを思っているんだろうねえ。
雨も風も弱まる気配はあんまり無い、そんな夜道をよろよろとスタジアムへ向かう道すがら、そんなことを考えた。
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アウェー席に到着した頃には(駐車場の件でだいぶ時間ロスしたこともあって)前半が終了していて、1-0で湘南リードの状況だった。
平塚競技場はベストピッチ賞も受賞するくらいのよい芝生だけれど、こんだけ雨が降っていたら思うようなプレーができるわけない。
それは両チームにいえることだけれど、それだけにリードされている展開は厳しく思えた。
このまま文字通りの泥仕合にされてしまう危険だってある。
後半の立ち上がりは両チームとも等しく攻めて守ってと云う展開に見えた。ただ、湘南は自らのストロングポイントなのか、徳島の弱点なのか、それとも、逆サイドは使いたくないのか、左サイド(徳島の右サイド)を中心にゲームは推移する。
ボールが転がらないので、お互い裏を狙って蹴って走り込む。あるいは1トップにボールを入れてキープから次の展開へ。
そういう単調な戦い方になるので、一般的な話をすれば、集中力を切らせたり、焦ってファールしたり、そのあたりが命取りになる。
ただ、ヴォルティスはあまり焦ってなさそうに見えた。
リードされてるから、もっとバタバタするもんだと勝手に思っていたけれど、バランスを崩すことなく淡々と試合は進む。
そして、きちんとやるべきことをやっていたヴォルティスにチャンスが訪れる。佐藤選手のポストからきちんと詰めていた徳重選手のゴール。抑えの効いたよいシュートだったと思う。まず、これで同点。
アウェーで勝ち点1は、シーズン序盤・中盤だったら悪くない数字だけれど、正直ここは3がほしい。いや、3しかない。ただし、勝ち点0だけは、絶対に避けたい。難しいハンドリングが必要だった。
こういう時って、若いチームはたいてい意思統一が図れず、裏目にでることが多い。僕は正直心配になった。
勝ちきるための試合ができるだろうか。
と、思っていたら、それは完全に僕の杞憂というか、もっとチームを信頼すべきですね、すみません。同点ゴールから15分後の77分。左サイド柿谷選手からの折り返しをまたしても徳重選手が落ち着いて決めて逆転。あれよあれよという間の、っていうやつだ。
ただ、これは、決してまぐれなんかじゃなくて起こるべくして起きた逆転に見えた。
ビハインドの状況でもあわてずに、やるべきことをやる。それができていた徳島は大人のチームだった。逆に湘南は田原が二枚目のイエローで退場となり、パワープレイも十分にできなくなっていた。
終了間際に右サイド(徳島の左サイド)の深いところからクロスをあげられたときはヒヤリとしたが、田原がいない攻撃陣は明らかに迫力不足だったし。
とにかく、、、
試合はそのまま徳島が勝利する。これで暫定ではあるが2位の鳥栖と勝ち点は並んだ。
次節、鳥栖との直接対決の前に、できることは確実にこなした訳で、集中して来週の決戦に臨むことができるだろう。
今日の試合を見ていれば、次節だってやってくれると十分に思えるし、ひいてはそれは昇格にだってつながっていく話。
気がつけば雨風はだいぶ弱くなってきた。
もうあと2時間くらい早めに止んでいただけたのだったらなおさらうれしかったのだが、今は、無事に勝ち点3がとれたことがなによりである。
あと、残り2節。
スタジアムには行けないだろうけど、注意深く見守っていたい。やっぱりここまできたら是非とも昇格してもらいたいもの。
がんばれ、ヴォルティス。